負のエネルギーについての考察

エナジーバンパイアと闇の存在~光が強いほど魔の働きも強くなる

 
私の魂の家族とも言える友人、瑛人くんが自ら命を絶ってから丸二年が経ちました。
これから彼の自死について連続記事として書いていく予定ですが、その前に彼が自死に至ってしまった背景についての解説のため、先に単発記事として「人の悪意についての考察」をいくつか掲載しておきたいと思います。
 

人の気力や活力を奪い、消耗させてくるエナジーバンパイア

 
エナジーバンパイアという言葉を近頃よく見かけるようになりました。
これは人の気力や活力を萎えさせ、エネルギーを奪って消耗させてくる人のことです。
(エナジーバンパイアについてはもう既に様々な情報が出回っていますので、気になる方はインターネットなどで調べてみてください)
 

私がここで問題にするのは、このエナジーバンパイアと呼ばれる人の中でも特に強い悪意を持つ人、いわゆるサイコパス傾向の高い人についてです。
ただ単に困った人、迷惑な人というだけなら離れることで難を逃れる場合もありますが、相手が人格障害レベルにまで達していた場合、自力での脱出はかなり難しくなります。

『いじめやパワハラなどの「人の悪意」は増幅する~下層霊界のエネルギーとは』という記事の中でも書きましたが、こうした悪意を日常的に向けられていると、次第に神経衰弱のような状態になり、最悪の場合ダークサイドの存在に憑依されて自死を招いてしまうなどの恐れがあります。
 

魔に付け入られると犯罪レベルにまでいじめがエスカレートする

 
占い師である私は、ほとんど毎日のようにパワハラやモラハラなど、人の悪意に関する悩み事の相談を受けています。
大半は意地悪をしてくる対象から離れる、毅然と拒否をするなどの対応が可能なものですが、ごく稀に相手からのエネルギーコードをしっかりと繋がれてしまい、気力活力の多くを搾取されているケースに出会うことがあります。

前述の記事の中にも書いた私の母のケースや、自死してしまった瑛人くんのケースなどもそれに近いのですが、こうなってくるともう、自力で対応するのはほとんど不可能かもしれません。
なぜなら、いじめる側の心に巣食う悪意が下層霊界の存在を呼び、双方へのエネルギー干渉(憑依)を招いて負のエネルギーが増幅してしまうからです。
 


 

「魔が差した」という言葉がありますが、この「魔」とはこうした下層霊界の存在のことです。
こうした魔に付け入られると、どんどん正常な判断力を失っていき、結果的に犯罪レベルにまでいじめがエスカレートしていってしまいます。
人には良心というものがあり、通常はそこまでエスカレートさせる前に怖れを感じるものなのですが、前述の「サイコパス傾向の高いエナジーバンパイア」はそれを感じることがなく、むしろどんどんエスカレートさせていってしまうのです。
 

エナジーバンパイアの標的にされるのは純粋な「いい人」たち

 
母も瑛人くんも、本当に純粋で、いわゆる「いい人」たちでした。私が日々対面している、人の悪意に悩まされるクライアントさんも、皆例外なく「いい人」たちばかりです。
子供のように素直で人を信じ過ぎる傾向すらあり、相手の中にある悪意(自分にはないもの)に気付けないために、簡単に足をすくわれてしまうのです。

瑛人くんについては数人のミディアムさんから霊界通信セッションを受けましたが、皆異口同音に「正直過ぎる程正直で、心がきれいな人」だと言っていました。
エナジーバンパイアのターゲットにされてしまうのは、こうした純粋な「いい人」たちなのです。素直で人の役に立とうとする傾向が強いために、そこに付け込まれてロックオンされてしまうのです。
 

単に自分の都合でいい人を利用するだけのエナジーバンパイアと違い、サイコパス傾向の高いエナジーバンパイアは徹底的に相手を貶めて潰そうとすらします。
そこには「ダークサイドによる干渉」が入っていると私は睨んでいます。なぜなら、彼らはこの地上の光を弱め、闇を蔓延させたいからです。
 

今そなたを中心として進行中の新たな啓示の仕事と、それを阻止せんとする一味との間に熾烈なる反目がある。われらの霊団と邪霊集団との反目であり、言い換えれば人類の発達と啓発のための仕事と、それを遅らせ挫折させんとする働きとの闘いである。それはいつの時代にもある善と悪、進歩派と逆行派との争いである。逆行派の軍団には悪意と邪心と悪知恵と欺瞞に満ちた霊が結集する。未熟なる霊の抱く憎しみによりて煽られる者もいれば、真の悪意というよりは、悪ふざけ程度の気持ちから加担する者もいる。要するに、程度を異にする未熟な霊が全てこれに含まれる。闇の世界より光明の世界へと導かんとする、われらを始めとする他の多くの霊団の仕事に対し、ありとあらゆる理由からこれを阻止せんとする連中である。

(中略)

久しく放蕩と堕落の地上生活に浸れる霊が、一気に聖にして善なる霊に変り得るであろうか。肉欲の塊りが至純なる霊に、獣の如き人間が進歩を求める真面目な人間にそう易々と変われるものであろうか。それが有り得ぬことくらいはそなたにも判るであろう。彼らは人間の進歩を妨げ、真理の普及を阻止せんとする狙いにおいて、他の邪霊の大軍と共に、まさに地上人類とわれらの敵である。真理の普及がしつこき抵抗に遭うのは彼らの存在の所為であり、そなたにそうした悪への影響力の全貌の認識は無理としても、そうした勢力の存在を無視し彼らの攻撃にスキを見せることがあってはならぬ。

この警告はいくら強調しても強調しすぎることはない。その働きが常に潜行的であり、想像を超えた範囲に行きわたっているだけに、なおのこと危険なのである。地上の罪悪と悲劇の多くはそうした邪霊が同種の人間に働きかけた結果に他ならぬ。

霊訓〈完訳・下〉/ステイントン・モーゼス(著)近藤千雄(訳)スピリチュアリズム・ブックス 
 

 

また、実際に人を介していじめを起こさずとも、魔は「エネルギー干渉だけで」ダークサイドへ引っ張ろうとすることもあるようです。これは本当に怖いことです。
その場合も、狙われるのは「純粋な、心の清らか過ぎるほど清らかな人」です。
(これについては、後述の精神病の話と合わせて、また改めて別記事にしてみたいと思います)
 

光が強いほど、引きずり降ろそうとする闇の力も強くなる

 
スピリチュアルな学びの場などで、よく「自身の波長を高めれば悪いエネルギーの干渉は受けない」というようなことを言われますが、私はこれは一部正しくないと思っています。
確かに一般的にはその通りですが、それよりも更に上を行く純粋な魂の持ち主は、むしろ魔に付け狙われる可能性が高いという気がします。
つまり、魂の光が強いほど、それを引きずり降ろそうとする魔の勢いも強くなるということです。

私がKちゃんから続くシンクロを経て瑛人くんと出会い、更には瑛人くんと同じ精神病院に30年間入院していたお兄さんを持つOさんと出会ったのは、そんなことを書き記すためだったのかもしれません。
瑛人くんもOさんのお兄さんも、あまりに魂が純粋過ぎました。だからこそダークサイドに付け狙われ、精神病のような状態に陥らされて人生をフイにしてしまったのではないかと思うのです。
ただし、瑛人くんの場合はある意味スケープゴートのような、身を挺してそれを体現した可能性も高いですが……。
 


 

私がスピリチュアルを学び始めたばかりの頃、遠方の先生と電話で話していたら、突然ものすごい砂嵐のようなザーザー音と混線状態に見舞われたことがありました。
先生によれば、これは魔の仕業で「上がろうとする力が強ければ強いほど、魔はそれを引きずり降ろしにかかる」とのことでした。
その時はちょうど、前世から持ち越してきたカルマの話を聞いていて、それを断ち切ろうとする私の精神的成長のエネルギーがとても強かったのだそうです。そして成長させまいとする魔のエネルギーが、話を妨害するように激しい電波障害を引き起こしたのでした。

私がクライアントさんを鑑定していた時にも、同じようなことが時々起きました。
まだサロンを持たなかった頃、あるクライアントさんをカラオケ店で鑑定していたのですが、彼女の問題のまさに核心に触れたその瞬間、突然スピーカーを伝って隣の部屋の歌声が爆音で流れてきたのです。
こちらのスイッチは全部切ってあったし、何より隣の部屋の音がスピーカーから聞こえてくるなんて、カラオケ店としては通常あり得ないですよね?これも明らかに魔の仕業だったと思います。
 

エナジーバンパイアから逃れることはできるのか?

 
私自身も、見た目の地味さとおとなしい雰囲気から、こうした種類の人からは常に標的にされてきました。ただし幸か不幸か正義感が強いために、ある一定のラインを超えるときっぱり反撃に出ることを繰り返していました。
そうすると、その後は壮絶な仕返しに遭うのですが、毅然とした態度で「出る所に出る姿勢」を見せると、やがて収束していきました。なのでエナジーバンパイアから逃れるためには、まずは「きっぱり拒否すること」が第一優先です。

なるべくなら初期の段階できっぱりとNOを突き付けるのが望ましいのですが、ターゲットにされる人には善人が多く、そもそも拒否が出来ないまま受け入れ続けてしまいがちです。
こういう時、標的にされているのが自分ではなく、別の誰かだったら?と視点を置き換えてみてください。理不尽な要求を突き付けられて苦しんでいる人に対して、あなたは「向こうも悪気がないんだし、我慢してあげて」などとは言わないのではないでしょうか。
 


 

もっと根が深い、サイコパス傾向の高いエナジーバンパイアが相手の場合、なるべくなら公的な専門機関を頼ることをお勧めします。
母の場合はDVシェルターや裁判所、警察を頼りました。精神科も受診しました。それで解決できる訳ではなくても、緊急性のある場合は少しでもどこかに協力を求めてください。一人で抱え込むのは危険な状況を招く恐れがあります。

その上で、搾取されてボロボロになっているエネルギーを回復させるために、私は自分のクライアントさんには「レスキューレメディ(フラワーエッセンス)」や「スピリチュアルヒーリング」をお勧めしています。
レスキューレメディは花の持つ自然エネルギーをミネラルウォーターに転写したもので、通販サイトでも普通に購入できます。
また、スピリチュアルヒーリングは魔法のように劇的に物事を好転させるものではありませんが、霊界の医療チームからの治癒のエネルギーを受けることができます。スピリチュアルヒーリングを扱っているミディアムの方は大勢いるので、こちらもインターネットで調べてみてください。
 

上記はいずれも解決の決定打になるという訳ではありませんが、何もしないよりはマシかもしれません。こうした深刻な状態は、ある意味人間業では解決は難しく、だからこそ闇のエネルギーを蔓延させないために、私たちが霊的に目覚めていくことがとても重要なのだと思います。
少しでも何かのヒントになればという思いで、今回の記事を閉じさせて頂きます。
 

ABOUT ME
夕貴
自ら予言した通りに亡くなった母、突然倒れて帰らぬ人となった父。そして魂の家族とも言える大切な人を自死により亡くしました。それでもまだ彼らの魂は存在していることを、常に感じて記録しておきたい…そんな悪戦苦闘の日々を綴っています。

POSTED COMMENT

  1. 夕貴 より:

    TAKEさま とても参考になるコメントをありがとうございます。
    ブログにご訪問くださった方との相互コミュニケーションが元々の狙いですので、
    むしろコメント欄が活性化するのはとても嬉しいです。こちらこそありがとうございます。
     
    「権力のある公的機関に頼る」は、確かに既得権益という意味に取れてしまい、語弊がありますね(汗;
    こちらは後ほど、うまく当てはまる言葉を見つけて修正させて頂こうと思います。
    私がそう書いたのは、例えば着の身着のままで逃げてきた母のような人の受け皿は、緊急性のある場合には公的機関くらいしかないということと、
    目の前で暴れている人を取り押さえるのは一般人には難しく、また協力も得られないため「それを行使する義務と権限がある」という意味で権力のある公的機関と表現したのでした。
     
    既得権益側の癒着や悪しき慣習など、もちろん公的機関の方が闇が深いというのはTAKEさまのおっしゃる通りだと思いますし、瑛人くんも過去に全く同じことを言っていました。
    その辺も彼の念願ですので、これから少しずつ各記事に散らしながら、(安全のために)濃度を薄めて書いて行けたらと思います。
     
    私自身は、仕事上はあくまで占い師としてよろず相談所のような立ち位置で、
    そしてブログ上は、あくまで自分の体験を綴るというスタンスでやっていこうと思っています。
    つまり支援者そのものではなく、広報や総合案内のような位置付けという感じでしょうか。
    瑛人くんが伝えてきた「自死を防ぐための活動」は、私の場合はどうやらそうした役割みたいです。
     
    「自死問題は終わりのないテーマ」と書いたのは、こちらもちょっと語弊がありましたね……
    例えば各種霊訓に見られるような「古今東西から続く光と闇の闘い」的な意味合いで書いたものでした(^^;
    今を生きる私たち一人ひとりの立場とすれば、TAKEさまがおっしゃるように、
    「最後には必ず終わりと成長があるので、大丈夫だと伝えてサポートすることが大事なのかなと…」というのは本当にその通りだと私も思います。
     
    まとまりのない文章になってしまいましたが、コメントへのお礼と代えさせて頂きます。
    引き続き、よろしければまたいつでもご訪問お待ちしています!

  2. TAKE より:

    別記事にコメントしたばかりですが、私の好奇心に火がついてブログ記事をだいぶ読ませていただき、かなり共通点や共感することが多いので再び失礼します。(長文になりすみません)

    自分も幼少期から闇存在に標的にされており、スピリチュアルの勉強を始めた頃に色々と奇妙な妨害があったので、この記事を読んで当時の現象について理解できました。勉強になります。(なんと、このコメント記載中にも邪魔されました…;;)

    そして、現実の闇を知っている者として忠告させていただきたいことがあります。
    「権力のある公的機関に頼る」はかなり危険です。まさに「権力のある公的機関」の内部の人間が闇に関わっている当事者だからです。
    自分がまだ現実の闇に疎かった頃、家庭内暴力に悩んでいる中学生の相談に乗った事があり、いざと言うときは児童保護施設もあるよと言ってしまった後、責任を感じて保護施設について徹底的に調べました。やはり、そういった表向きには良い事を言っている公的機関ほど闇が深いです。必ず裏があります。
    幸い、施設に頼らず解決したので安心しましたが、もし自分のせいで施設に頼っていたらと思うと怖くなりました。
    これは保護施設に限った話ではありません。
    精神病院なんかは本当に闇深いですよ。根本的解決になりませんし副作用の強い薬漬けにされるだけです。
    公的機関であればあるほど金で動きます。人命より金という基準です。良心のある人は、そのような公的機関の内部の闇に嫌気がさして辞めていきます。ほとんどの人が気づかないまま働いていますが。
    自死問題に関与するのであれば、必ずその辺の闇は知識として知っておいていただきたいなと…。もちろん、信じ難いような拒絶したくなる内容の闇に触れることになるため、夕貴さんのメンタル負担にならない範囲で少しずつ理解していくのが良いかと思います。

    自分の経験としては、相談者に寄り添い、原因と向き合うこと、難しければ原因から遠ざかりメンタルケアをしながら嵐が過ぎるのを待つ根気が大切だと感じています。(タイミングが来て解決する場合もあるので、占星術的なものでもあるのかなと)
    個人解釈ではありますが、瑛人さんが言っている自死問題へのサポートは、夕貴さんにしかできないようなスピリチュアル方面でのサポートなのかと思うので、相談者の指導霊とのやり取りさえ上手くできていれば良いのではないかと思いますよ。

    前回のコメントへの返信も拝見しました。
    自分は自死問題に終わりはあると思っています。ただ、当事者のメンタル次第では根気が必要な課題だと思っています。
    自分自身が幼少期から自殺願望に悩まされていたから言えるのですが、霊的観点で見ればこれは悪霊存在との戦いでもあり、家系のカルマでもあると思っています。(ちなみにメンタルが弱いと悪霊に足を引っ張られ続けます)
    夕貴さんは占星術もお詳しいようなので分かっていただけるかと思いますが、こういった問題も肉体に焼きついたストーリーの一部だと思っています。最後には必ず終わりと成長があるので、大丈夫だと伝えてサポートすることが大事なのかなと…。
    それと、霊界と現実世界は常に繋がっていて関係しあっているので、両方の視点からのアプローチが大事だと感じています。
    長くなりましたが、何か参考になればと思います…!!

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