体験記「友人の自死」

前世・カルマ・今世の役目…全てが絡み合って今に至った気がする:回想編5

 
今世で私たちが出会うために、前世において色情因縁的なカルマを作る仕掛けになっていたのではないか。その前世とは江戸時代にあり、私たちは花魁とその贔屓客という関係だったのではないか?
――今回の記事では、私がそう思うに至った理由をもう少し書き綴ってみたいと思います。
 

インスピレーションをキャッチすることが頻繁になってきた

 
過去の霊界通信セッションの中で、私の執筆のために『瑛人くんと私の祖母が霊界からインスピレーションを送ってくれている』ことを伝えられたと書きましたが、確かにここ最近はインスピレーションが降りてくる感覚を頻繁に受けるようになりました。

この感覚は、ミディアムシップでスピリットからの情報をキャッチしている時とまったく同じ感覚です。例えば文章を書きながら、スッ、スッと何かが頭の中に入ってくるような感覚というか……。
言葉にするのはなかなか難しいのですが、これはミディアムシップの専門的なトレーニングを続けている人なら分かって頂けるのではないかと思います。
 


 

そして現在は更にパワーアップというか、時々タイピングの手が追い付かなくなるほどのフロー状態で降りてくるようになったため、今は『軽い瞑想状態になってスマホのメモ帳に音声入力で記録しておき、後でその文章を整える』という形式を取ってブログを書いています。

この方法なら私の思考が入りにくく、よりミディアムシップに近い形での執筆ができるのではないかなと思います。完全な自動書記とは違いますが、自分の思考を極力排除し、受け取ったインスピレーションを文章に起こしている点では、この方法でもある程度は霊界からのサポートがもらえるような気がします。
 

ただ、今回彼は最後に、「夕貴さんにインスピレーションを送って共同ワークをしていきたい」という意味のことを伝えて来てくれました。
芸術家や発明家が霊界からのインスピレーションをキャッチし作品を作り出すように、私もこうしたインスピレーションをキャッチしながら文章を書いています。これは元々からの傾向で、若い頃に物書きを目指していた時期などは、寝入り端に言葉が降ってくるので枕元にメモ帳を置いて寝ていたなどということもありました。
多分、これが私のミディアムシップなのだろうと思います。

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なぜ、花魁とその贔屓客という関係の前世だったのか

 
さて、上記のような方法でインスピレーションを受けていることを踏まえた上で、ここで改めて、私たちの前世での関わりの意味を考えてみたいと思います。
(カルマや前世は確証のないものですが、ここでは江戸時代の前世が本当にあったという前提で話を進めます)

なぜ、わざわざ前世で出会ってカルマを作る必要があったのか。
そしてなぜ、江戸時代の花魁とその贔屓客という関係の前世だったのか。

ここで言う私たちのカルマとは、過度に色恋にうつつを抜かしたために出来た色情因縁のことです。この、「過度に」というところがポイントで、単なる男女の惚れた腫れただけではカルマとして来世に持ち越すにはインパクトが弱く、従って歴史的にも合法に過度に色恋に狂える場所として、遊郭という舞台が適切だったのではないかと思います。
 

この色情因縁としてのカルマは、私には二度の子宮外妊娠、そして瑛人くんには女性に縁のない人生とセクハラという苦しみをもたらしました。
それだけだと「前世で犯した罪の償いをした」程度の意味にしかなりませんが、私にはこのカルマにはもっと重要な意味があるように思えるのです。
 

私たちが仕事をやり遂げるために「色情因縁のカルマ」が必要だった?

 
魂の世界のことはあくまで霊界から伝えられた範囲でしか分からないのですが、ともかく私と瑛人くんは魂の家族のような、何か非常に抗いがたい強いエネルギーで引き付けられていたことだけは確かです。

霊界通信で瑛人くんから伝えられた言葉を借りて、一応ここでは私たちの関係性をツインソウルと仮定しますが、ツインソウルは一般的には片方は男性、片方は女性で生まれ、陰陽の関係性から強力に惹かれ合うと言われています。
もしも私たちがツインソウルなら、前世でもそうだったはずで、だとしたら前世の瑛人くんが花魁である私に過度にのめり込んだのにも頷けます。
 


 

そしてそれほどの誘因力があるなら今世でもそうなってもおかしくはないのですが、今回の人生では色恋がむしろ邪魔になるために、あえて「そうならないためのカルマ」を作る目的で江戸時代の前世を差し挟んでいたのではないかと思うのです。
なぜなら、今世の私たちには生まれる前に約束してきた仕事(役目)があるからです。

もしも私たちが通常のツインソウルとして出会い、恋人や夫婦のような関係性になっていたとしたら、私は瑛人くんの自死という現実に耐えられずに潰れてしまっていたと思います。
現在の私が瑛人くんに強い親和性を感じながらもどこか客観的でいられるのは、『身内』という利害関係の外側にいるからだという気がします。
そのために親子ほどの年齢差と、彼が女性に対してあまり関心を持たないように、前世での放蕩三昧を戒めるカルマを予め用意しておいたのではないかと思うのです。
 

他にも二人の出会いに繋がる仕掛けがあちこちに施されていた

 
その他にも、今世で私たちが出会うための設定として、要所要所に細かい仕掛けが施されていたように思います。
例えば彼が他の女性と縁ができそうになると、毎回決まって邪魔が入って壊れてしまったこと。
これはカルマのなせる業だろうと思いますが、彼はその現象を幽霊の仕業とか、もっと後にはガイドの差し金などと言っていました。いずれにしても、目には見えない何か不思議な力が働いていたことは感じ取っていたようです。

もしも彼がごく普通に恋愛や結婚をしていたとしたら、そもそも占い師を訪ねてみようなどとは思わなかったでしょう。大学や職場でバカにされることもなく、マウントの対象にもならず、そうなると人間不信や女性不信も生じないため、私と出会うこともなくなっていたかもしれません。
 


 

また、私も人生の早い段階から、結婚というある意味保護された環境に身を置くこととなりました。私が主人に出会ったのは16歳の時で、ほぼ初対面だったのにもかかわらず、この人が私の結婚相手になる人だと分かってしまいました。ちなみに好みのタイプだったとかそういう訳でもなく、ただ本当に「分かってしまった」という感じです。
そして5年間交際の後21歳で結婚しましたが、主人はその時23歳で、二人とも特に結婚を焦るような年齢でもありませんでした。ではなぜそんなに早く結婚することになったのでしょうか?

もしも強い色情因縁を持った私が一般的な適齢期にフリーでいた場合、色恋沙汰のトラブルに巻き込まれる危険性がとても高くなるように思うのです。なので早い段階で家庭という枠内に収まっておくことが、そういうトラブルを最低限に減らす保護の役割になっていたのではないでしょうか。
家庭があるため経済的に自立する必要もなく、そのおかげで儲けなどは度外視の占いサロンのような仕事が出来たとも言えるでしょう。
 

加えて、比較的早めに子育てを終えていたことが、瑛人くんに振り回されずに良い関わりを持てる余裕にも繋がりました。彼の成育歴はあまり一般的とは言えず、お母さんとは疎遠だったため、母親的な愛情を強く求めていたと思います。つまり彼には色恋ではなく母性が必要だったのです。
それらを全部、カルマも前世も含めて考えると、やはり私たちの人生は、何から何まで計算された仕掛けが施されていたんだろうなという結論に至るのです。
 

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ABOUT ME
夕貴
自ら予言した通りに亡くなった母、突然倒れて帰らぬ人となった父。そして魂の家族とも言える大切な人を自死により亡くしました。それでもまだ彼らの魂は存在していることを、常に感じて記録しておきたい…そんな悪戦苦闘の日々を綴っています。

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