スピリットとの通信のやり取り

霊界の光と闇~ダークサイドを見て見ぬフリして自死を語ることはできない:chap6

 
前回の記事で挙げた三つの仮説のうち、三番目の「何らかの必要性があり、彼が双極性障害の状態を演じている(レンズが割れた理由は不明)」について、なぜ私がそう思ったのかを書いてみたいと思います。
 

不自然な輝きを放っていた金色の光の玉

 
ある頃から、私の目の前を時々横切るようになった金色の光の玉。
サイズ自体はそれほど大きくはないのですが、その玉は光がものすごく強く、例えて言うなら「夜空に輝く金星」のような感じの眩しい光線を放っていました。
ただ、同時にその玉の周りを、なぜか黒い太めの縁取りがグルリと取り囲んでいたのです。例えるなら「タイヤのようなものが眩しい光の周りを囲んでいる」イメージでしょうか。

それを最初に見た時は、光があまりに強すぎて周りに影ができてしまったのだと思いました。
が、実はそれは【光と影が同時に存在している】シンボルのようなものだったのではないか?と、今にして思うのです。
 

彼が霊界で指導霊になるためのトレーニングを受けているということは、以前、私が個人レッスンを受けているプロのミディアムの先生から聞いていました。

霊界に行っても生前の個性はそのまま、彼らしかった…自死を選んでしまった友人⑥ 自死をしようとする人々を止めるために、自分は早く命を失う必要があった。そして霊界から、地上にいる私と二人三脚で「自死を止める」という...

 
なので私は今回の事を、彼がそのトレーニングを終了して指導霊の仕事を始めたのだと思ったのです。指導霊になったのなら、あの光の強さも納得出来るな、と。
そして「その光と同じ一つの玉を形作るようにして」周りを取り囲んでいたあの黒い輪は、別の存在である低級霊などではなく、彼の中のダークサイド(闇の側面)だと考える方がむしろ自然な気がするのです。どちらも彼の中に(意図的に)同居させているものというか……。

もしかしたら「光と闇は表裏一体」だということを私に教えるために、生前躁と鬱の波が激しかった彼の状態そのままを演じていたのではないか?――そんな風に思えても来るのです。
 

「光と闇は表裏一体」それを私に教えていたのだとしたら、一体なぜ?

 
じゃあ、一体何のために私にそれを教えようとしていたのか?(あくまで仮説です)――というその理由ですが、以前ミディアムの先生から聞いていた「(彼と私が二人三脚で自死を防ぐ活動をするために)彼自身が自死を体験する必要があった」ことと関係している気がします。

自らが自死を体験することで、普通に亡くなるよりもずっと強く「自死から霊界へ至るまでの一部始終」を理解することができるというのは、その通りだろうと思います。
自死が起こること自体はもちろん防がなければいけない。ただし不幸にしてそこに至ってしまった場合でも、霊界の安らぎの場への道案内をするレスキューのような活動も、並行して行う必要がある――のかもしれませんが、この安らぎの場への道案内というのは、実際はものすごく困難を極める仕事なのだと思うのです。

理由は、幽界(地上に最も近い場所)に留まりたいスピリットと、そこに留まらせたいスピリットが大勢いるから。
 

いわゆる天国には行きたくないと成仏を拒み、自らの意志でそこに留まるスピリット、それが今回私が遭遇した低級霊(※仮定)のような存在です。
そしてそれだけではなく、場合によっては霊障や憑依のような形で生きている人から前向きなエネルギーを奪い、自死へと誘導してゆく闇落ちしたスピリットの存在も無視はできません。
 

ミディアムシップの学びをしていて強く思うのですが、確かに霊界は慈愛に満ちた場所であることに間違いはありません。ミディアムは愛を持って霊界のスピリットとコンタクトを行い、こちら側にいる私たちとの橋渡しをするという高い波動に満ちた役割を負っています。
でもその一方で自ら命を落としていく人々が後を絶たず、好むと好まざるとに関わらず波動の荒い地上に留まらざるを得ない魂も、現実としてたくさんいるのです。

彼の言う「自死を防ぐための仕事」とは、そうしたネガティブな面を見ずには通れない活動なのだと思います。人の心の闇に触れるということは、ダークサイドに堕ちる危険と隣り合わせだということ。それを私に教えるために、こんな状況が用意されていたのだとしたら……?
彼自らが命を賭して自死を体験したように、私自身もダークサイドに触れる恐怖や危険を体験して、光と闇の両面から真に理解することを促されていたのかもしれません。

――以上が、三つ目の仮説についての私の考えになります。
 

清らかすぎるミディアムとしての王道は、私には歩けないのかもしれない

 

”どうしてまた、あの人が……”と思いたくなるような、原因らしい原因がまったく見当たらない自殺の大半は、地縛霊による憑依やそそのかしが引き金となっていることが判明している。
それには邪霊が意図的に自殺をそそのかしている場合と、すでに自殺をして霊界に来ていながらその事実に気づかず、自殺が失敗したと思い込んで、何度も自殺行為を繰り返しているうちに、波動の合った人間に憑依して、その人間を道づれにしてしまった場合とがある。
(中略)

肉体から離れてすぐ、私の愚かな行為の原因が分かりました。私たち一家の幸せな生活を妬む教会関係の人たちの念によって引き寄せられた邪霊の一味が、私のすぐそばに立っていて、うまくいったとばかりに、ほくそえんでいる姿が見えたのです。
なんとかしてもう一度肉体に戻りたいと思いましたが、時すでに遅しでした。その日から今日まで、どれほどの絶望と悔恨の情に苛まれたことでしょう。
(中略)

それからあとのことは何も知りません。何ひとつ知らないのです。何か妙な感じがして、誰かにつかまえられて身動きが取れなくなったところまでは覚えているのですが、それからあと自分がどんなことをしたか、まるでわからないのです。
(中略)

夫のそばに立ったまま、なんとかしてもう一度その身体の中に戻れればと願いましたが、だめでした。二人の子供も泣きじゃくっています。その二人にも、私は何もしてあげられないのです。
そのうち、何人かの邪悪そうなスピリットがすぐ近くに立って、私たち一家の悲劇のシーンを見つめながらニタニタしているのを見て、やっと事情が分かりました。人の幸せを妬む彼らは、私を霊的に金縛りにし、私の身体に乗り移って自殺させたのです。

【新装版】迷える霊との対話~スピリチュアル・カウンセリングによる精神病治療の30年
/C.A.ウィックランド著、近藤千雄訳(ハート出版)
 

 

こうした記述のある書籍を私はこれまでにも相当数読んで来ましたが、私自身の体験も合わせて、これらは決して作り話ではないとここで改めて言わせて頂きます。
また、彼が亡くなった直後にコンタクトを取った時にも、やはり上記の本の内容と同じようなことを伝えて来てくれていました。
 

あと自分自身は結局亡くなっても亡くなった感じがないって言ってるんですね。
結局まだ生きている感覚、なぜならば苦しみが取れてないんだっていうことをすごく言っていて、だからまたここから勉強しなくちゃいけないんだけど、きちんと死ねてるよね?って。
(中略)

でも(中略)そこに残って何度も死ぬのに死んだことに気が付いてなくって、何度も何度もその現場でおんなじことを繰り返す人たちがいるんだけれども、自分はそういう風にならないよって言ってますね。たぶんこれが死んだってことだと思うからって。

亡くなった友人からのコンタクト…自死を選んでしまった友人③ 

 

この章のタイトルにも書いた「清らかすぎるミディアムとしての王道」とは、愛の波動で霊界とコンタクトを行うミディアムシップの道という意味です。それはもちろん絶対的に正しいことなのですが、反面世界であるダークサイドを見て見ぬふりして自死を語ることは出来ないというのも、また事実です。
これからもミディアムシップの学びは続けるつもりですが、彼の言う「自死を防ぐ仕事」をするためにはどうしても異端児のようなスタンスにならざるを得ず、どうやらそうすると、私には王道を行くことは叶わないのかもしれません。

それでもこのまま、私は進み続けようと思います。たとえ異端児でも、王道を歩けなくても、彼が命を懸けて霊界に旅立ったことをムダにはさせないために。
このブログも引き続き、私の試行錯誤の道のりを少しずつでも綴って行けたらいいなと思っています。
 

番外編:オーラ写真で見るエネルギーの使い方の違い

 

左:スピリチュアルヒーリング直後の私のオーラ 右:ダウジング直後の私のオーラ

私のサロンで取り扱っている「AVS(オーラビデオステーション)」という機械で、通常時の私のオーラとダウジングをしている時の私のオーラを撮影し、比較してみました。
(オーラ撮影と言っても肉体の周りに浮遊しているものを写真に撮っている訳ではなく、バイオセンサーから読み取った生体データを色変換し、写真紙に出力したものです)
 

左側の写真は、スピリチュアルヒーリングをした後の私のオーラです。
ハートチャクラ、及びサードアイチャクラ・クラウンチャクラが活性化していて、霊界のエネルギーであるホワイトカラーがオーラ全体に広がっています。この状態はミディアムシップ時(霊界の高い波動にエネルギーをチューニングしている時)のオーラと同じだと言ってもいいと思います。

一方、右側の写真は今回のダウジングをした直後の私のオーラです。
ダウジング開始時は左側の写真のエネルギーに近い状態だったのですが、ダウジングを続けているうちにだんだんサイキック寄りになり、ソーラープレクサスチャクラが優勢になってきました。
これは高波動の霊界のエネルギーではなく、地上に近い荒い波動に焦点を合わせているからだと思います。つまりダウジングでコンタクトしている相手は、亡くなったスピリットとはいえ「地上にいる人間にとても近い存在(低級霊・未浄化霊、もしくは彼の意図的な負の側面)」であることを表しているように思います。
 

これだけでコンタクトしている相手の特定をすることはできませんが、オーラの状態の差がこれだけあるのを見ると、やはり通常の霊界通信とは違う何らかのエネルギー的干渉が入っていたんじゃないかな、と思えてしまいます。

長くなりましたのでここで一旦この記事を終わりにして、また次回は低級霊(彼?)がダウジングで伝えてきたことを、もう少し綴ってみたいと思います。
 

▼「天国の彼との霊界通信記録?」続きはこちら

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夕貴
自ら予言した通りに亡くなった母、突然倒れて帰らぬ人となった父。そして魂の家族とも言える大切な人を自死により亡くしました。それでもまだ彼らの魂は存在していることを、常に感じて記録しておきたい…そんな悪戦苦闘の日々を綴っています。

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