このシリーズも今回で一旦終了となりますが、この記事ではこれまで書ききれていなかった私の前世について、「彼や亡き母がどんな風に関係しているのか」という考察を書いてみたいと思います。
【この記事は前回からの続きです】
➡ 霊界の光と闇~ダークサイドを見て見ぬフリして自死を語ることはできない:chap6
【最初から読みたい方はこちら】
➡ 彼が霊界通信で伝えてきた「桜」の時期が到来し、私たちのコンタクトが幕を開けた:chap1
一つの前世を伏線にして「今世で出会うための仕掛け」が施されていた?
通信の相手が低級霊のような存在だと分かるまで、私はまだしばらくの間ダウジングを続けていました。以下はその時の内容の一部です。
「私の主なガイドはどういう人?」
――指導霊チームは8人で、一人は夕貴さんのお母さんで 他には夕貴さんの知らない人ばかりだよ
「瑛人くんはどういう縁でそこに加わってくれているの」
――江戸時代の前世から今に続く仕掛けになっていたよ 瑛人の役目は(前世で)夕貴さんを好きになって今世で出会うためのカルマを作ることだったよ
「なぜ一つの前世を使ってまで今世で出会うための仕掛けを作っていたの?」
――その時の前世は霊界の役目のために仕掛けが念入りに作られていたよ 自死を防ぐ役目のために霊界のメンバーが決められていたよ
この時は既にレンズが割れた後の霊界通信で、この相手か彼なのか低級霊なのか本当のところは分かりません。私の指導霊チームが8人でその中に母がいるというのも、真実かどうかは分かりません。
ただ、ずっと以前にも複数のミディアムから「母が既に私のガイドのような立場になっている」ことを指摘されていたのと、ミディアムシップ・デモンストレーションの会場に花魁が現れてメッセージを伝えられたという出来事を合わせると、ある程度の信憑性はあるような気もします。
その時花魁のスピリットから伝えられたメッセージは、「私の母方の家系は生まれつき霊的感性が鋭い女性が多く、お役目のためにそういう感覚を持たされている」というものでした。
通常、デモンストレーションの会場にそこまで古いスピリットが現れることはありませんが、花魁の姿だからこそ私にはすぐにピンときたし、意味があったとも言えます。
彼と出会った時に伝えていた私たちの前世の話
遡ること数年前、彼が私の占い対面鑑定に通い始めた当時のこと。
彼のことを占っている最中、私はあることに気が付きました。なぜか彼のホロスコープと私自身のホロスコープに奇妙な共通点があったのです。また、タロットで占っても毎回不思議な出方をするカードがあり、それはいつも同じカードでした。
強い宿縁を持つ相手の場合、私にはすぐにピンと来てしまうところがあります。
主人に出会った時も、まだほとんど初対面のような段階から「この人は私の結婚相手になる人だ」と分かってしまいました。そしてこの時も、彼に対してそういう妙な直感が働きました。
何度目かの鑑定の時に、私は彼に「私たちは過去世で強い縁があって、今こうして出会っている」ことを伝えました。もちろん彼の反応は否定的でしたが……
後に彼が亡くなってからミディアムのシッティングを受けた際、彼が霊界から「あの時は夕貴さんの言っていることがよく分からなかったけど、今こっちに来てしまえばそれはよく分かる」と伝えてきてくれました。
今回のダウジングで伝えられた前世の話(今世で二人が出会うために、一つ前の前世から強いカルマを作るように仕掛けられていたこと)は、だから私には低級霊の全くの嘘とも思えないのです。
仏教には『願兼於業(がんけんおごう)』という考え方があり、意味は諸説ありますが、私はこれを「(もう生まれる必要のないほど徳の高い魂が)世を救う目的で地上に生まれるために、あえてカルマを作ること」と捉えています。
なぜなら、カルマがなければ生まれて来られないからです。
自分や彼が徳の高い魂だというつもりはありませんが、その考え方に照らし合わせれば、「自死を防ぐという目的のために今世で二人が出会う必要があり、そのために遡って過去世で花魁にメロメロになるという色情因縁を仕掛けておいた」としてもおかしくはないと思うのです。
10年前に起きたことの伏線回収が始まった、と感じた理由
これは次回以降に改めて別記事として書く予定ですが、彼に出会うきっかり10年前に、私はミディアムシップの学びに繋がる『とある人物』と出会っていました。
その人と私を繋ぐサインの一つが猫のダヤンというキャラクターなのですが、なぜか彼(瑛人くん)を見た時にダヤンのイメージが強く浮かび、「あの時の続きが始まった」という感覚が訪れたのです。
そして後日、
「ちょうど10年前に瑛人くんとそっくりな人に出会ったんだよ。その人とは強い縁があると思うんだけど、瑛人くんも同じ縁を持っている気がする」
などと言いつつ私のTwitterをフォローしてくれた彼のアカウントを見ると、そのアカウント名が「あおねこ(uchu_neko)」だということに気が付きました。
宇宙猫……それってまさにダヤンそのものですよね。そのことを彼に言うと、
「ああ、本当はダヤンのイラストをアイコンにしたかったけど著作権とかあると思うんで、宇宙猫にしました」との返事が返ってきたのです。
宇宙猫自体はサブカル界隈でよく見かける言葉ですが、このタイミングで強い縁を感じる相手と出会い、その相手が私にとって大きな意味のある「ダヤン」を意識したアカウント名を使っていたということ……そんな偶然ってよくあることなのでしょうか?
Twitterでは主に自分の理解を超える現象に出会ったとき、他には何かを悟った時などにこの画像が貼られることが多い。画像を使わずとも、理解できない状況になったときに「宇宙猫になる」という言葉として投稿されることもある。
低級霊(?)とのダウジングによる一連のコンタクトについてはこの記事で一旦終了ですが、次回以降は私が10年前に出会った人と、彼とを結びつける出来事について書いてみたいと思います。
次の記事より前に、ちょっとした出来事がありましたので番外編を先に書かせて頂きます。
▼「天国の彼との霊界通信記録?」番外編(続き)はこちら
Mさま コメントありがとうございます。
お母様とのコンタクトは残念ながらあまりピンと来ない結果になってしまったのですね……シェアをありがとうございました。
同じミディアム・同じスピリットでもクリアに通信が取れる時とうまく行かない時があったりするので、ミディアムシップは本当に難しいと思います。
(それが私が自分のミディアムシップに自信が持てない理由でもあります……)
ただ、ミディアムの方でも向上のための練習や自身をクリアに保つ努力はやっぱり必要不可欠ですよね。お話を伺って身が引き締まる思いがしました(^^;
私が記事の中で引用する書籍は古いものが多く、絶版になっていて入手が難しいものもあるかもしれませんが、少しでも何かの参考にして頂けたなら幸いです。
夕貴さん とても興味深いお話をシェアしていただいて、ありがとうございます。ダウジングにも、相当危険な面があるのですね。私は母と繋がりたくてミディアムシップを依頼した際、「お母様が狐のお面を見せてきました」と言われたことがあります。伝えてくる母の言葉も、個性的な母らしくなく典型的な「お母さん像」だったので、狐がいたずらしてるのではないかと思い、一気に冷めたのを思い出しました。ブログに引用されてた本も読んで、自分でも勉強します。