シンクロニシティは「意味ある偶然の一致」とも呼ばれていますが、大きなシンクロが起きる時というのは、人生の中でも特別なポイントに立っている時であるような気がします。
【この記事は前回からの続きです】
➡ 天と地とを繋ぐ者~「8」にまつわる物語【シンクロニシティ体験談】前編
Contents
シンクロは翌日もまだ続いていた
映画「HACHI」の件で大きなシンクロが起きた翌日。その日はホワイトデーでした。
帰宅して上司達からもらったホワイトデーのお返しの包みを開けていた私に、またもやシンクロの続きが起こりました。
「この前、誕生日だったそうなので、他の人よりプラスαのおまけがあります!」と書かれたメモが付いていた袋を開けてみると、クッキーと一緒に中から出てきたのは、ダヤンの絵柄が付いたタオルハンカチだったのです。
確かにハンカチ自体はプレゼントとしてそう珍しいものではありませんが、このタイミングでダヤンの絵柄が選ばれることには驚きました。
そして「誕生日だったそうなので」と書かれていたまさにその誕生日の日、私はお茶会の時に話していたダヤン美術館を実際に訪問しているのです。
①お茶会でダヤン美術館のことを話題にした翌日に大きなシンクロが起き、
②誕生日にそのダヤン美術館に行った私に、誕生日プレゼントとして(シンクロの翌日に)ダヤンのハンカチが贈られたこと。
たとえ偶然にしても、それが重なる確率ってそんなに多いものでしょうか?
猫のダヤンとプレアデス星との共通点
猫のダヤンをご存知の方でも、その世界観を知っているという人は少ないかもしれません。
私は以前、猫のダヤンはプレアデス星のことを描いた物語だという話を聞いたことがあります。
猫のダヤンは、雪の魔法で地球からわちふぃーるどにやってきました。
昔々大昔、わちふぃーるどは地球の一部でした。ところが、神々と巨人族との長く激しい戦いが始まり、国土を荒らされることを恐れた雪の神は、わちふぃーるどを地球から切り離し、雪狼と霜狼に守らせました。
戦いが終わり、地球にはその後たくさんの変化が訪れ、時間の流れも昔よりずっと早くなってしまいましたが、わちふぃーるどでは昔のままに、時はゆったりと流れ動物たちは立って歩き、魔法や妖精のいたずらや様々な冒険に満ちています。
猫のダヤンとわちふぃーるどの世界
そして、山梨の富士山の麓にダヤンの世界を集めた美術館があるのですが、実はこの美術館、正式名称を「河口湖木ノ花美術館」というのです。
この名称は「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」の名前から取ったと思われますが、じゃあなぜ猫のダヤンなのに木ノ花美術館なのでしょうか?
事の真偽は分かりませんが、一説によると木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)はプレアデス星人だと言われているようです。
ダヤン美術館がある河口湖周辺には、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)が祀られている「北口本宮冨士浅間神社」があります。
映画「HACHI」の中に出てきた『ヤマナシ』と、山梨にある木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)が祀られた神社……ここにも共通点が見られますよね。
ダヤンが宇宙と地球のことを描いた物語だとすると、「HACHI」の中に登場する『天と地とを繋ぐ者』という台詞も、私には大いに共通点があるように感じるのです。
(※プレアデス星などというとちょっとSFじみていますが、この話はまた次回以降、とても重要な伏線として続きます)
この記事を書くために改めてわちふぃーるどの世界のページを読み直してみたところ、ダヤンと私のちょっとした共通点を見つけました。
・ダヤンの誕生日とうちの主人の誕生日が同じ(7月7日)
・ダヤンの友達のうさぎのマーシィの誕生日=ホワイトデー(3月14日)
――どうでもいいことだけど、面白かったので書いておきます(笑)
ちなみに7月7日の七夕も、「あちらとこちらに離れ離れ」というイメージが湧きますね。
それから10年後、私の前に現れた瑛人くん
Kちゃんとの間に起きたこの大きなシンクロ以来、私の中ではすっかり「ダヤン」がKちゃんを意味するキーワードとなっていました。
それからきっかり10年後。占い師として仕事をしていた私の前に、一人の男性が現れました。
その人を瑛人くん(仮名)としておきます。
瑛人くんは当初、統合失調症の診断が下っていたことと、身の回りに起きる不可解な心霊現象が、疾患によるものなのか本当に起きているのかを知りたいと言って訪ねてきました。
ですが、私はすぐにこの人がKちゃんと同じ空気感を持っていることに気が付きました。(面白いことにKちゃんと瑛人くんは同じ年齢でした)
私は自分と強い縁を持つ人には、会ってすぐに気付いてしまうところがあります。この時も彼のホロスコープを見ながら「この人、何か私と縁があるな……」という感覚を受けました。
そして「あの時の続きが始まった」という、確信もないのに妙に心が(良い意味で)ざわつくようなものを感じたのです。
瑛人くんは、それから毎週決まった曜日に対面鑑定に通ってくるようになりました。
彼のTwitterのアカウント名が「宇宙猫」だった…
ある時、瑛人くんが私のTwitterアカウントを見つけてフォローしたと言ってきてくれたことがありました。そこで私もフォローバックをしようとTwitterを開くと、彼のアカウント名が「あおねこ(uchu_neko)」だということに気が付きました。
(正確には「uchu_neko_blog」ですが、何の脈絡もなく名前に「blog」が付くこと自体も不思議な気がします。過去記事にも書いていますが、私と瑛人くんを繋ぐ共通の趣味はブログでした)
「えっ、宇宙猫?それってダヤンだよね?」
ちょうどその頃、例のシンクロとKちゃんのことを話したばかりだったので、この名前を見て本当に驚きました。すると、
「ああ、本当はダヤンのイラストをアイコンにしたかったけど著作権とかあると思うんで、宇宙猫にしました」
――という答えが返って来たのです。
Kちゃんと私を繋ぐサインであるダヤンと、ダヤンを意識したアカウント名を使っていた瑛人くん……。
たまたま偶然というにはあまりにもインパクトがある10年前のシンクロと、その時の続きが始まったという根拠のない不思議な感覚。それを結びつけるサインが「ダヤン」だったように思うのです。
Kちゃんから続くシンクロの理由と、私たちが出会った意味
冒頭にも書きましたが、大きなシンクロが起きる時というのは、「人生の中でも特別なポイントに立っている時」だという気がします。
共時性(※シンクロニシティ。夕貴注)とは、特別に意味のある偶然で、いつでも、はっきりしたサインをしめします。
あなたが計画通りの場所、時に、計画通りの人と一緒にいるという確かな証拠を与えるために。あなたに奇跡を起こすスピリチュアル・ノート / シルビア・ブラウン著 / PHP
私が瑛人くんと出会い、彼の自死という出来事を乗り越えて今こうしてブログを書いていること。
きっとそれが、Kちゃんから続く出会いとシンクロの意味であり、生まれる前に約束してきた道なのではないかな、と思うのです。
ちなみに瑛人くんも、学生時代に私に雰囲気がそっくりな女友達と出会っていたそうです。
彼はその女友達との間に後悔の種を残していて(※恋愛のようなことではありません)、真面目な彼はそのことを何年経ってもずっと思い詰めていました。
亡くなる直前、彼は私の前で「まるであの子がここにいるようで……」と言って泣き崩れました。
「でも今、私と関わっていることで、その時の瑛人くんの後悔も昇華できたんじゃないかな」
私がそう言うと、「うん、うん、本当にそう思うよ……」と、彼は声を震わせてまた泣くのでした。
瑛人くんにとってその女友達は、私にとってのKちゃんと同じように、意味のある出会いを果たした『人生の仕掛け人』だったのではないかと思います。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回は、先日受けたミディアムシップ・セッションで、彼が「今回の記事に関すること」を伝えてきたことを書いてみたいと思います。
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