体験記「友人の自死」

「自死をする人々を止めるために生まれてきた」驚きの霊界通信…自死を選んでしまった友人⑤

 
彼が自ら命を絶ってから一年後の彼の誕生日、私はいつもレッスンを受けている先生に霊界通信のセッションをお願いしました。
ところが、そのセッションはあまりにも予想外の展開となり、大きな驚きを伴うものとなりました。

結論を言えば、彼は自死は絶対にダメだと言いながらも、自分自身の自死については「自死をしようとする人々を止めるために、自ら自死を体験する必要があった」ことを明かしたのです。

この記事では、プライバシーに関わる部分を除き、そのセッション時の内容をかいつまんでお話ししようと思います。
 

まさかの「エリック」!生前の彼がそんな本を知っている筈もなかったのに…

 
「あの、何でかよく分からないけど、ものすごくね。ヒーリングのエネルギーを持ってる。彼がね。すごく向こうに行ってから頑張って来られたって」
――そんな前置きから始まった霊界通信でしたが、開始数分が経った頃から、普通のセッションとは明らかに様相が変わり始めました。

以下、セッションの内容を会話形式でそのままご紹介させて頂きます。
(読みやすくするため重複するワードを削るなど、多少の編集は加えてありますのでご了承ください)
 

何かやっぱりすごく、向こうで努力されて来られた。で、これがちょっと信じられるかどうかは夕貴さん次第っていうか、ほんと分からないんだけれども、何か彼……あの自死って、その色んな意味があるじゃないですか。
本当に分からない。その人じゃないと分からない意味があって、でもね。

彼はその…何か体を張ってそういうことを決断したっていうのが、私がすごく彼から伝わってくるのはこれを伝えて欲しいっていう、夕貴さんに伝えて欲しいっていうことがあるのは、自分の心の弱さとかそういうことばかりじゃなくて、本当に「運命が決まってた」じゃないけど、(中略)
何かすごくその体験っていうのが、霊界に行ってから自分が……あ、ちょっと待ってね。

ちょっと待って……
あのー…エリック君の本って読んだことありますか?
【はい、はい、読みました】

あ、いつ?――何かそれを言っている。エリック。
【もうね、それはね3~4年前です。出会う前】

!なるほどね。エリック君の……。
【何か(彼が)言ってるの(意味)すごく分かるんですけど、彼にそんな話はしたことないんですけど、私あれ(本の内容)……自分が体現するんだなって分かってたんですよ】

(頷いて)――それだって。で……ちょっと待って、ちょっと待って。
ちょっと待ってください。彼が何でエリックくんっていう話をしているのか、ちょっと今分かんなくて、今ちょっと私が動揺しちゃってて、ちょっと待ってください。

 
エリック君の本というのは、このブログの中にも度々登場していますが、「死は終わりではない」という、拳銃自殺した若者エリックについて書かれたノンフィクションの本のことです。
霊能者を通じて、霊界にいるエリックと地上にいるエリックのお母さんとの間で交わした霊界通信記録で、命や死後の世界に対する啓蒙に大きな影響を投げかけました。
 
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エリックという名前を聞いた瞬間、私には彼が言おうとしている意味がすぐに分かったのですが(理由は後述します)、それにしてもあまりに唐突過ぎていささかびっくりしました。

その本自体をスピリチュアルに懐疑的な彼が生前読んでいたとは考えにくいし、そもそも私のこのブログを彼が知っていたとも思えません。
ましてや、先生もなぜ彼が何の脈絡もなく突然この本のことを持ち出してきたのか、とっさには意味が呑み込めなかったのではないでしょうか。
 

二人三脚で自死を止める仕事をしていく、そのための「死」

 

で、何か2人で仕事をしていくって言っている。
自分は、だから…そのもう(運命が)決まっていて……エリック君の本、持ってらっしゃるんですか?何かまた読んで欲しいっていうことを言っていて。
で二人三脚で、自分は生きてる時は分からなかったんだけれども、そういう感じでそういう人たちを救っていく。自殺は絶対にダメなんだっていうことを、救っていくために自分が早くこっちに来ていて
で、そのエリック君のように、霊媒の人と一緒になってそういう人たちを止めなくちゃいけないんだっていうことをすごく言っている。

だから霊界に行ってもすごく、もうそのトレーニングばっかり。うん、まさかこういうパターンになるとは自分も思ってなくて、何でこんなに先を急がなくちゃいけないんだろうっていうのを、すごく思っていたって。
それとか後追いしちゃう人と、それから自死をとにかく止めてほしいっていうことを言ってるのと、(中略)

で夕貴さんと一緒にそういう仕事をしていくっていうこと……
だからもう本当にギフトでしかないっていうことを言っていて、でも自分が死なないと、命があるとそれができないから、命が…肉体がなくなってしまえばそれが一緒にできる。だから、ようやく自分のやらなくちゃいけないことが叶っただけなんだよね、っていうこと……。

 
この、「先を急がなくちゃいけない」というのは、霊界でのステップアップのようなことを指しているのだと思います。
通常、霊界に行った故人は「サマーランド」という、まさに天国そのものの美しく満ち足りた界層に落ち着き、地上生活での疲れを癒すのだと言われています。

その後、進化を志す魂はさらに上の界層へと進み、それぞれに割り当てられた霊的仕事をすることになるようです。
その進み具合は個々に違いますが、死後一年も満たずに夢のような場所から霊的仕事へと駆り立てられたことを指して、上記の言葉になったのかなという気がします。
 

「でも自分が死なないと、命があるとそれができないから、命が…肉体がなくなってしまえばそれが一緒にできる。だから、ようやく自分のやらなくちゃいけないことが叶っただけなんだよね」

 
彼のこの言葉も、私にはよく分かるのです。
彼に出会うよりずっと以前から、私はいつかこういうことが自分の身に起きるのではないかと、漠然とですが思っていました。

話の本筋から逸れてしまうためまたいつか別記事に書きたいと思いますが、彼に出会うきっかり十年前に、もう既に「今回の予告編」のような出来事に遭遇していたのです。
そして彼に出会い、私はその十年前の伏線となる出来事を伝え、「私たちは一緒に仕事をしていくために出会ったのかもしれない」ということを伝えました。
(※ここで伝えた仕事とは、あくまで「現世的な仕事」でしたが…)

ただしその時の彼の反応は、「僕は元々猜疑心が強いので、そう言われてもにわかには信じられないですね」というものでした。
その彼が今、あの時私が言った内容を霊界から伝えてきているのです。先に書いたエリックの名前を聞いて私がすぐに意味を理解したのは、そういう事情があったからでした。
 

お役目のため、勇気を持って「自死を体験する」ために生まれてきた

 

でね、もうちょっとねびっくりするぐらい、何で今日はこういうパターンなのかちょっと私も分からないんですね。でも霊界任せだから、霊界に任せるしかないので。
でね、あの何か外国の先生なのかちょっとよく分からないけど、夕貴さんがこういうミディアムとしての仕事をやっていくっていうことを言われたことってあったりとかしますか?

【はい、あのーS先生に】
(※前回の記事参照。この先生に数年前に「ミディアムをすることになる」という意味のことを言われています)

うんうんうん、それも言っていて、だから彼は全部分かってるんですよね。
私は知らないからそれは。うんうん、あの分かっていて、もうそれを言われて、「それやってかなくちゃいけないんだけど、どう行けばいいのよ」みたいな感じで夕貴さんが模索してきていて。
で、やっとここに辿り着いたっていうことを知っていて、何かねものすごいね、びっくりするほどヒーリングのエネルギーがすごいんですね。

本当は生まれてくるはずじゃなかった。今世、生まれてくるはずじゃなかったのかもしれないけど、類魂チームから押されちゃったのかなっていう感じがすごくして。
こう……お前が行けよじゃないけれども、何かものすごく勇気持って、その体現、ちょっと人じゃできない体現を彼が買って出たのかなって思うんですね。

あのーSさんっていう、彼女を通して自分の思いをもう伝えてあるんだっていうことを言っていて、夕貴さんに。
一緒に働いていけるじゃないけれども、一緒に何かをできるのを楽しみにしてるねじゃないけれども、自分もこんな風に早く……何かね自分でも分からないみたいな。彼も何か戸惑ってる感じで、なぜ自分がこんな風に早く上がっちゃうっていうか、霊界に行って、早く…何かこんな立場じゃないけれども。

ああ自分はこのためにやっぱり生まれたんだなっていう風に、自死をされる人たちをストップさせるために、こういう風に(地上に)やってきたんだなって。

 
霊界と、この地上と。あちらとこちらにまたがって、私たちがコンタクトを取り合い、自死に向かう人々を立ち止まらせ救っていく。
そのために彼は自ら命を失う体験をする必要があり、私は霊媒としての学びをする必要があった。
自死をすることが決められていたなんて、あまりと言えばあまりに過酷な使命です。
 

生前にスピリチュアリストであり科学者であったマイヤースが、他界してあの世から送ってきた霊界通信記録「個人的存在の彼方」という本の中に、自死について以下のような一節があります。
 

(前略)これが全ての自殺のパターンでないことは無論である。例外と言える自殺もある。例えば、自分の生命を絶つことによって他の人を救うという気高い目的に駆られた場合がある。この種の自殺には、その思い詰めた最後の精神状態に熱誠があり、それが病的自殺と違って意識を「外」へ向けさせる。

原題:Beyond Human Personality(個人的存在の彼方)/ジェラルディン・カミンズ(著)近藤千雄(訳)

 
彼の誕生と死は、つまりこれに相当するのだろうと思います。
自死は絶対にダメと言いながら、自ら死に急ぐことを決めて生まれてきたという彼を、私は転生する前の霊界で「協力者としてこの地上で生きていく」と約束を交わしてきたということなのでしょう。
 

※長くなるためこの話は数回に分けて綴っています。次回は私たちの「魂の縁」と、彼が霊界から私の行動を見ていたらしいことをお話したいと思います。
 
▼「体験記:友人の自死」続きはこちら

霊界に行っても生前の個性はそのまま、彼らしかった…自死を選んでしまった友人⑥ 自死をしようとする人々を止めるために、自分は早く命を失う必要があった。そして霊界から、地上にいる私と二人三脚で「自死を止める」という...

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夕貴
自ら予言した通りに亡くなった母、突然倒れて帰らぬ人となった父。そして魂の家族とも言える大切な人を自死により亡くしました。それでもまだ彼らの魂は存在していることを、常に感じて記録しておきたい…そんな悪戦苦闘の日々を綴っています。

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