ミディアム修行日記

「どうにかして彼と通信を取りたい」という私の願いはいつか届くのだろうか

タイトルの通り、最近は「ミディアムさんを通してではなく、自分で直接彼とコンタクトが取れたらいいのに…」と思いながら色々試行錯誤しています。
生きていた頃は常に連絡を取り合っていた彼がいなくなり、当たり前のようにあったその日常が突然途切れてしまったことに、私自身がどうしても寂しさを感じてしまうのです。

お互いがお互いのために存在していた

 
昨年末、待ち望んでいた英国人ミディアムの方の個人シッティング(故人との霊界通信)を受けることが出来ました。
その際に、「お互いがお互いのために存在していた感じがします。いわゆる(狭義の)ソウルメイトのような」と言って頂き、それは私にとってはものすごく嬉しい言葉でした。

彼が私の肉親だったらまだ良かった。でも血縁関係のない「友人」という言葉の響きから、どうしても周囲には私の悲しみを本当には理解してもらえなかったのです。
旅立つ直前、彼が「夕貴さんが俺の家族だったら良かったのに」と言ってくれたのですが、その頃にはもう、お互いに家族同然のような感覚を持っていたと思います。
 

自動書記、トランススピーキング、ダウジングなど色々試してはいるけれど

 
どうしても彼と直接コンタクトしたかった私は、最近色々なことを練習し始めました。
文字にするとちょっと怪しくなってしまうのですが、これらはミディアムシップを学ぶ上では比較的よく目にする内容だと思います。

ただ、例えばちょっとした興味関心で安易に試みてはいけないことだとも思います。
こっくりさんやウィジャボードなどにまつわる話に代表されるように、半トランス状態でスピリットの接触を許してしまうことが低級霊の憑依を招き、危険な場合もあるからです。
 

彼は多分、日常的に私にコンタクトを取って来てくれていると思うのですが、どうしても半信半疑というか「伝わってくる内容は、もしかしたら私の妄想なのではないだろうか」という気持ちが拭いきれません。
なので、自動書記のように目に見える形で通信を取りたいという思いが私の中には強くあります。

まだ練習を始めたばかりなので、これから時間をかけてやって行くつもりなのですが、ひとつだけ彼から霊界通信による注意(警告)を受けてしまったものがあります。
それは「ペンデュラムによるダウジング」。正直、ちょっと怖いなと思ってしまいました。
 

思いがけないことだったので、それは「彼からの言葉」だと真摯に受け止めたい

 
手にペンを持っての自動書記、パソコンのキーボードに指を置いての自動書記の練習と並行して、ペンデュラムによる文字盤でのダウジングにもトライしてみました。
占いの仕事で日常的にペンデュラムを使っているせいか、私にはこの方法は意外とすんなり行き、文字盤の上を振り子が行き来して忙しく文字を示し始めました。

――が、これは一番ウィジャボードに近いというか、もしかしたら一番危険が伴う練習だったのかもしれません。
開始前にはきちんと霊界への祈りと波動を高める手順を踏んでいたのですが、練習三日目に「これはどうやって動かしているの?念力?それとも私の身体を使っているの?」と彼に質問したところ、思いがけない答えが返ってきたのです。

「もしいたすらならとうする やはいよね」(もしいたずらならどうする ヤバイよね)

実はこの前日、練習の最後の方で、今までうまく行っていた通信が突然乱れ始めるということがあったのです。
(それまではちゃんと理解出来る会話になっていたのですが、最後の方でペンデュラムが示した内容は何だか意味不明でした)
 


 

「いたずらなの?」
「YES
 もうこんやかきりにしたほうかいいよ
 めんとうになるまえにやめたほうかいいよ」
「じゃあ昨日のメッセージは誰が言ってくれたんですか?」
「えいと(彼の名前/仮名)」

いつも通信開始時にはコンタクトしてくれているスピリットの名前を聞き、毎回そこにはちゃんと彼の名前が示されていました。
ただ、この日の通信の内容からすると、前日の最後の方では良からぬスピリットの干渉を受けていたのかもしれないな、とヒヤッとしました。彼はそのことを伝えたかったのかもしれません。
 

「瑛人くん?本当に言ってくれたの?」
「YES」
「ちょっと私が納得するまで付き合って。このダウジングを続けると何か問題が起こるの?」
「もんたいかおこるよ」

問題が起こると言われてしまっては、もうこれ以上続けるのは止めざるを得ません。
ある程度手ごたえを感じていただけにとても残念ですが……。
この練習中、ほんの少しだけど彼だと確信するようなプライベートなメッセージを受け取ることが出来ました。またいつか時が来たら、ここに書けるようになるかもしれません。(彼が「とうこうしないほうかめんとうもおきないよ」と言うので、多分今はまだ書かない方がいいのだと思います)
 

参考までに、警告が記されている本の中の一節を…

 
参考までに、こうした試みについての警告が記されている本の中の一節をここに書き出しておこうと思います。(私自身もそれを念頭に置いておくこと、という自戒の意味を込めて)
 

二日後に、私は再びペンをとって、便箋の上に置いて祈った。ほとんどその瞬間にペンが動き出し、そして一つの警告に私は驚かされた。私は心霊的なことに全く無知であったため、この種の事柄に危険が隠されているのを知らなかった。それは次のような言葉で始まった。
「きみは、これからきみに対して話される内容を、忠実に書かねばならない。きみが知っていて愛している人々、たとえば亡くなったきみのお母さんと二人の姉妹、そしてゴードンを除いては、こちら側の人間と話をしてはいけない」
(中略)
「それは、こちらには、きみを悪い手段に使おうとする連中がいるからなんだ。これが警告の理由だよ」

『ゴードンより愛をこめて~自動書記による他界との通信』
グレース・ローシャー著/中央アート出版者

この物語を更に続けていく前に、読者に警告したいのだが、もし誰か自動書記を通じて他界の人と交信したいと思う人がいるならば、私の場合のように主導権は他界からのものでなければならないと申し上げたい。
(中略)
愛は守り神であるが、それでも指導と防御の祈りのもとに通信に入るべきなのだ。こちらの世界と同様に、向こうの世界にも明らかに馬鹿げた悪戯な人間がいるようで、彼らはただ自分が後に残してきた世界と接触したいという思いだけなのだ。したがって、単なる実験として自動書記を行なうことは賢明ではない。

『ゴードンより愛をこめて~自動書記による他界との通信』
グレース・ローシャー著/中央アート出版者

 

霊界主導での通信……自発的に練習するのは賢明ではないとの記述ですが、これについては彼ですら「面倒(事)になる前にやめたほうがいいよ」と言って来たくらいなので、確かに一理あるなと思いました。
 

――〈真実の霊〉というお名前は、私が探求している真実と関係があるのですか?
「そうかもしれません。少なくとも、私は、あなたを守り、あなたを助ける指導霊です」
――自宅であなたを招霊することも可能ですか?
「可能です。内なる声を通じてコンタクトをとり、あなたを助けましょう。しかし、自動書記による交流は、まだしばらくは無理でしょう」

 確かに、このあと一年くらいのあいだ、自宅では自動書記はまったくできなかった。霊媒がやってきて、自動書記による情報を得ようとすると、何か不都合なことが起きて、それができなくなるのだった。
(中略)

――(ハネマンに対して)『霊の書』の第一部がもうすぐ終わりそうなので、もっと早く仕事を進めるために、Bに霊媒を務めてもらおうと思っているのですが、そのことについては、いかがお考えですか?
「それはやめておいたほうがいいと思います」
――どうしてですか?
「虚偽の霊から真実が伝えられることはないからです」
――仮に、いまBを支配しているのが虚偽の霊であったとしても、この霊媒を通じて高級霊からの情報を得ることは可能だろうと思うのですが。
「確かにそうです。しかし、この霊媒は虚偽の霊との縁が深くなっています。したがって、常に虚偽の霊が介入してくる可能性があるのです」

Bは若い男性の霊媒で、容易に自動書記を行うことができる。しかし、アリストと呼ばれる、傲慢で横暴な霊に支配されていた。アリスト霊は、Bのうぬぼれやすい傾向性に取り入っていたのである。
ハネマンの予測は当たっていた。Bは医学的な相談業務、物当て、また、占いの類を行うことによって、一財産を築こうとし、その結果、アリスト霊に翻弄されて、支離滅裂なことを言うようになったからである。やがて、誰からも相手にされなくなった。

『アラン・カルデックの霊との対話――天国と地獄Ⅱ――』
アラン・カルデック著/幸福の科学出版

 

彼と日常的に精神世界のことを話し合っていた、あの頃の日々を取り戻したいという私の願いは、もう叶わない夢物語なのかもしれません。
それでもいつか、彼と直接繋がれる日が来ると信じていたいのです。

去年、彼が伝えてきてくれたことによれば、「AIがしゃべるみたいに、何か(私を)驚かせる方法をあちらで練習している」とのことでした。だから、むしろそれを待った方がいいのかもしれませんが……。
とりあえず、常に自分自身をきちんと高める努力を怠らず、彼と霊界を信じて待ってみようと思います。

ABOUT ME
夕貴
自ら予言した通りに亡くなった母、突然倒れて帰らぬ人となった父。そして魂の家族とも言える大切な人を自死により亡くしました。それでもまだ彼らの魂は存在していることを、常に感じて記録しておきたい…そんな悪戦苦闘の日々を綴っています。

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