管理人プロフィール

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夕貴《占い鑑定士・ライター》

  • 1999年12月 フリースペース 西洋占星学基礎講座修了(ルネ・ヴァン・ダール研究所監修)
  • 2004年 9月 八ヶ岳セラピールーム 前世療法セラピスト認定取得
  • 2011年 4月 ラジオNIKKEI メディアで仕事をするための占い師養成講座修了

 

両親を見送った経験が、私の「人生の岐路」だったことに気付きました。

 
自らの死を予言し、事実その通りに倒れて亡くなった母。
能面制作に生涯を費やし、そのアトリエで昏睡状態に陥り息を引き取った父……。
この二人を見送ったことは、私の人生において最も重要なターニングポイントであったと思います。
 
もしも寿命が決まっているのなら、生きているうちにすべきこと、しておきたいことって何だろう?
大切なのは「忌の際に人生を振り返ったとき、後悔の欠片を残さない」ことではないだろうか。
そのためには、やはり自分自身で納得のいく【終活】をしておくことが重要なのではないかと考えました。
 
 
終活というと、一般的には“葬儀のための生前準備”というような事務的なニュアンスに取られがちですが、
私自身は、もっと根源的な「人生の意味」といったものを突き詰めていく作業、だという風に捉えています。
人生を終えるに当たり、悔いのないように自分自身で総仕上げを施していく、といったイメージです。
 
また、未来に備えるだけでなく、過去に抱えてしまった想いを手放すことも「終活が持つ役割」だと考えています。
夭折した子どもさんや若くして亡くなった方のご遺族などが抱える無念さ、後悔のようなものを
手放し、昇華させるための作業--それは、見送る側にとって必要な【一つの終活の形】だとは言えないでしょうか。
 
 
天国や故人の想いといったものを、ミディアムシップの観点からお伝えするグリーフ(悲しみの)ケア。
そんなことが出来たらいいのに、出来るようになりたい。それはまさに私の念願でもありました。
そうしてお互いに抱えているものを手放したとき、必ず見えてくる景色があるはずです。
それは、「なぜこの人生に生まれてきたのか」ということへの答え、人生の意味みたいなものへの答えです。
 
見送られる側、見送る側、それぞれに抱え込んでいる想いをきちんと整理して、
「色々あったけど、それでも良い人生だったな」と納得しながら旅立って行けるように……
両親を見送った後、そのためのお手伝いが私にできたなら、という思いを胸の中に温め続け、
そして今、ようやくこうしてミディアムシップを軸とした活動を記すためのサイトが出来上がりました。
 
このサイトが、皆さまにとって何かのお役に立てたならば幸いです。
 
 
■ 運営中の姉妹サイト:「Spilover」~自分らしさを探す旅。提案型スピリチュアルライフ・ポータル -スピラバ-

【Kindle版】本当に母が死ぬ日: 母は、その「時」が来るのを知っていた。

フォーマット: Kindle版
ファイルサイズ: 208 KB
紙の本の長さ: 52 ページ
出版社: 佐倉えりか; 1版 (2014/5/4)
販売: Amazon Services International, Inc.
言語: 日本語
ASIN: B00K4SSJO2

※この本は、私が体験したことを電子書籍としてまとめたノンフィクションです。

(本文より一部抜粋)

実は、この頃から突然、母は妙な事を口走るようになっていました。
「私はもう長くないから・・・」
「何言ってるの、今はまだゴタゴタで疲れてるから 気力が出ないだけだよ」
私も妹も、母のそんな言葉には全く取り合いませんでした。

――でも、母のこの言葉は 真実でした。
私達は、その時は忘れていたのです。母が、常々「人の生死を予知していた」事を・・・
そして私も妹も、後になって 祖母の口から、
自分の死の二日前に 母が祖母(自分の母)に電話をして
お別れを告げていた事実を聞く事になります。