遺された側の独り言

今はただ、全てを天国の彼と霊界に委ねておこうと思う

前回の記事、「友人の自死についての体験記」を書き終えて以来、今までどうしてもブログに向かうことが出来ませんでした。
上記は私が実際に体験した事実を綴ったものですが、文章にインパクトがあり過ぎるために「今まさに自死を考えている人々の背中を押してしまいかねない」懸念があるとの声を聞いたのです。

もちろんそんなことは絶対にあってはならないので、それを聞いてしまった以上は、これより先に書き進めることがどうしても出来なくなってしまいました。
このブログももう止めた方がいいのかな…と悩みましたが、彼が霊界から伝えてきてくれたことをムダにすることも、やっぱり私には出来ませんでした。
なので、今後は『単なる私一個人としてのつぶやき、独り言』という形で、日々感じたことや体験したことを細々と綴って行くだけにしようと思います。
 

なかなか立ち直れない自分が不甲斐ないけれど

 
親子ほど年齢の離れた私たちは、異性とは言え決して人が想像するようなロマンチックな関係ではなく、あくまでも友人同士という間柄でした。
ただ、そういう現世的な表現ではどうしてもしっくり来ないというか、二人の間にあった不思議な親和性は、やはり「魂の家族(類魂)」としか言いようがないものだったと思います。
彼が亡くなって以来、自分の半身をもぎ取られたような、心がすっぽり抜け落ちてしまったような虚しさがずっと続いています。

なかなか立ち直れない自分を不甲斐なくも思うのですが、彼の死から一年半が経った今でも(というよりむしろ今の方が)喪失感が強く、何もやる気が起きません。
彼があちら側から伝えて来てくれた仕事――二人三脚で自死を防ぐという活動をすること――が唯一の心の支えだったのですが、冒頭に書いた通り、私の文章が逆に自死を考えている人の背中を押してしまうのでは?という懸念があり、それも出来なくなってしまいました。

きっと彼はこれから、嘘偽りのない「霊界での自死の真実」を伝えて来てくれるつもりだったと思うのですが、私の至らなさのせいでそれをうまく遂行出来ないことが悲しいです。
――が、今はただ全てを彼と霊界に委ねておこうと思います。もしもそれが必要なら、きっと何らかの流れが起きてくるでしょう。何も起きないならそれまでのことだと思います。
 

天国にいる彼が送って来てくれたサイン

 
先日、とあるYouTubeのチャンネルを視聴していたところ、冒頭に流れるBGMが突然変化しました。私がよく知っている曲がほんの0.何秒かの間だけ流れ、その後すぐに本来のBGMに切り替わったのです。
聞き覚えのあるそのフレーズに、一瞬「えっ!?」と耳を疑った私。すぐさまもう一度同じ個所を再生しましたが、もう元々のBGMに戻ってしまっていて、二度とその曲は流れませんでした。

その曲は、彼が私のサロンで流すために編集してくれたBGM集の中の一曲です。
一般に出回っている商用利用可の曲なので、YouTubeに使われていても不思議はないのですが、「意味もなく冒頭部分にほんの0.何秒だけ混入させる」ような使い方をするのは不自然です。
なので、これはきっと彼が私に送ってくれたサインなんじゃないかなと思いました。
 

実はこの曲の一件があった前日、私は彼に「側にいてくれるならそうと分かるサインを送ってください」とお願いしていました。
そしてそのタイミングでたまたま↓この本を読み、本の中に出てきた文章にハッとしました。
少しでも順番が違っていたら気が付かなかったかもしれませんが、「お願いした後にちゃんとサインが届き、それを後押しする文章を目にする」というシンクロにちょっと感動してしまいました。
 

物理的現象

霊が行うことのできるその他の事柄について、少し触れたいと思います。彼らの行動は実に巧みです。そしてあなたの関心を引くために、あらゆる方法を使います。水道の栓を開けたり、家の電気をいたずらしたり、光を点滅させたり、コンセントが差し込んでないのに、電気器具のスイッチを入れたりもします。(中略)
その他、あなたがどこかの店に入った時、あなたの好きな曲をかける、あなたが合図を欲しいと思った時に自分が好きだった曲をかける、(中略)コンピューターや携帯電話はお気に入りで、私たちにメッセージを伝えるために、よく使います。

「天使のまなざし ~天国からの訪問者~」
ジャッキー・ニューカム著/山川紘矢・山川亜希子訳(主婦の友社)



※この本はもう絶版になってしまっているかもしれませんが、天国のことが分かりやすく書かれていてとても読みやすかったです。もし興味がある方がいらっしゃいましたら、Amazonなどで探してみてください。
 

そんな訳で、これから時々こうした独り言のようなブログを綴って行こうと思います。
ここまでとりとめのない内容の記事にお付き合いくださり、ありがとうございました。

ABOUT ME
夕貴
自ら予言した通りに亡くなった母、突然倒れて帰らぬ人となった父。そして魂の家族とも言える大切な人を自死により亡くしました。それでもまだ彼らの魂は存在していることを、常に感じて記録しておきたい…そんな悪戦苦闘の日々を綴っています。

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