スピリチュアル読書ログ

「天国の住民が教えてくれること」ポール・ミーク著

「天国の住民が教えてくれること」ポール・ミーク

 
もう絶版になってしまっているようで、Amazonの中古本として入手した本。
幼少期の臨死体験や見えない友達と遊んでいたこと、お父さんの失業など、私の子供時代と何となく類似点が多く勝手に親近感を抱きながら読み進めた。

思うに、ポール・ミークさんは道を外れることを許されないブループリントの持ち主で、ガイドに強く導かれている人なんだな、と……。
生まれる前からこうした道を歩むことを約束してきた人の場合、そのタイミングに差し掛かるときには、こちらが意図せずともガイドの方から強く関与してくる。
 

音楽家か牧師を目指すのだと漠然と考えていたという子供時代のポールさん、だがしかし追々にしてミディアムへの道は彼の前に立ち現れた。
霊たちに導かれていることを確信したポールさんは、スピリチュアリスト教会や訓練サークルなどの場にも「偶然が重なる形」で辿り着く。そして次第にミディアムとしての本格的な修行を始めることになるのだ。

霊たちがどんな風にコンタクトしてくるのか、スピリチュアリスト教会でのデモンストレーションはどんな感じで進むのか、訓練サークルの様子などなど、ポールさんの体験を元に綴られた文章はとても読みやすくスーッと心の中に入ってくる。
後半はミディアムシップとは何か、霊界とはどんなものか、というスピリチュアルな気付きの部分がミディアムとしての目線から綴られている。とはいえ霊的な知識を得るための本というよりは、ポール・ミークというミディアムの生い立ちや歩みという、一つのモデルケースに触れるための本だと思う。
ミディアム側の目線で書かれているので、ミディアムを目指している人にとってはなかなか興味深い本なのではないかな。
 

私自身もそうだが、人生の使命に導かれている時というのは自分でもびっくりするようなシンクロがよく起きる。どうしてもこうしたい、こうなりたいという願望ではなく、まったく意図しない形で驚くような偶然の出来事によって「扉」は開かれる。

それにしてもポールさんは、最終的には三人の指導霊の名前さえも知ってしまうのだから羨ましい。この世で成すべきことがしっかりと決まっているからこそ、こうしたガイドチームも強力に力を貸してくれるのだろうな。
私もそんなところまで辿り着けるだろうか?まだまだ道は半ばだけど、この本を読んで少しだけ不安が収まったかなという気がする。(ガイドに守られているポールさんでさえも、デモンストレーションの時には緊張したり心配になったりするのだということが分かったので)
 

私たちミディアムのたまご向けに、本文よりこちらのポールさんの言葉を引用したいと思います。

ミディアムは教会などの壇上に立ち、霊がどの参加者とのコンタクトを求めているか、人々を見渡して探し出さなければならない。大多数の人は、ほかの人たちの前で個人的な話をされると気まずく感じるだろうが、ミディアムは人々の反応が得られないと、釈然とした気持ちになってしまう――何か間違って解釈をしてしまったのではないか? ならば指導霊に情報が正しいかどうか聞かなくてはなるまい。霊界とのコミュニケーションがちゃんとなされたのか? 会場の当人にちゃんとメッセージを渡したのか?――と。

 

大勢の前に立って霊とコンタクトを取り、どの人のところに現れた霊かを絞り込んでいくミディアムシップ・デモンストレーション。これは本当に緊張するし、「正確でなければ」という責任感を持って臨む私たちにとっては、とても慎重になる場面でもある。
だからこそ大先輩であるポールさんのこんな言葉に励まされもするし、挫けずに頑張ろうという勇気も湧いてくる。

ミディアムを目指しながら時々自信を失くしかける、私のような人にこそ、ぜひ読んで頂きたい本だと思う。
 

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夕貴
自ら予言した通りに亡くなった母、突然倒れて帰らぬ人となった父……二人を見送った経験から「天国への旅支度」の必要性を痛感。見送られる側・見送る側それぞれの心に寄り添うエンディング、現代社会にマッチした新しい終活の在り方を模索し続けています。
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