彼の命日の代わりにと受けたミディアムシップ・セッションで、彼はひたすら「満天の星空」に関する話ばかりを伝えてきました。
どうして星空のことばかりを言うのかとミディアムさんは不思議に思ったようですが、私にはその意味が理解できました。そしてさらに、今までのセッションに散りばめられていた「謎かけの答え」もようやく分かったのです。
【この記事は前回からの続編です】
➡ 天と地と、生と死と。彼が霊界から伝えてきた「星空」の意味:続編1
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➡ 天と地とを繋ぐ者~「8」にまつわる物語【シンクロニシティ体験談】前編
パズルを攻略するように「鍵穴に鍵がハマる」という言葉の意味
彼が亡くなってから受けた数回のミディアムシップ・セッションの中で、一貫して伝えられてきたメッセージがありました。
それは「桜」「キーワード」「(パズルを解明していくように)鍵穴に鍵がハマってカチャッと開く時が必ず来る、答え合わせができてるよ」というものです。
それぞれは単発的には意味を成さず、私もなかなか分からなかったのですが、今回の「7月7日、七夕」「満天の星空」というメッセージで全てが繋がり、ようやく謎解きの謎が解けました。
私が10年前からずっとこだわってきた言葉――Kちゃん、ダヤン、HACHI、富士山(コノハナサクヤヒメ)、山梨――それらは全部、瑛人くんへと繋がっていたのです。
彼との出会いは、やっぱり必然だったのだなと思いました。
山梨という地で私たちが出会い、霊界と地上とに分かれて通信を取り、それを書き記していくこと。
そのためのパズルのピースが、きっと10年前から私たちの手元には届いていたのでしょう。彼が霊界から伝えて来てくれたメッセージの中にも、それらはずっと散りばめられていました。
ここへ来て、ようやく全てのピースが揃い、鍵穴に鍵がハマって扉が開くタイミングが訪れたのだと思います。
織姫はコノハナサクヤヒメと同一人物でプレアデス星人だったとか、そういう神話や伝説の類には私はあまり興味がありません。ただ「私と彼にとって、上記のキーワードがとても大切な意味を持ち、一つの結論に結びついた」というだけで充分です。
通信の内容をブログに書き続けることの難しさ
彼はこれまでのセッションの中で、何度も何度も「絶対に自信を見失わないで」「書くことを止めないで」と伝えて来てくれていました。
でも、それすらもとても難しく、時々私は挫けそうになってしまうのです。
瑛人くんのプライバシーをどこまで書いていいのだろうかという心配と、そしてミディアムサイドからも、「自死について触れることはセンシティブな話題であり、今まさに自死を考えている人の背中を押してしまいかねない危険がある」との声が挙がったこと。
私は自死を防ぎたくて書こうとしているのであって、私の文章が自死を考えている人の背中を押してしまうようなことは、絶対にあってはならないと思います。
それで過去には悩んでブログに向かうことができなくなってしまったこともありましたが、「もしこれが私自身の書きたいという単なるエゴではなく、本当に必要があるなら、必ず霊界の方から何らかのアクションがあるはず」と思っていたところへ、彼の今回のメッセージ……
「自分が助けられてきたように、夕貴さんの才能(書くことや占いなど)を多くの人に伝えて行って欲しい」という彼の言葉を信じて、あくまでも自分自身の体験として、これからも書き綴っていこうと思いました。
全ては霊界の思惑通り、自分でゴリ押しするのではなく、霊界が伝えてきてくれた通りに進めて行きたいと思っています。
これから彼とどうコンタクトしていけばいいのだろうか?
前回の記事中、『彼は私が書いた内容をちゃんと分かっているようでした。』と書きましたが、実は「書いている内容を読んでいるよ」という意味のことを、セッションの中で彼が伝えて来てくれたのです。
だから彼のプライバシーに触れる内容を書くことについては、私もある程度は本人の了承を得られていると思うことにしました。
いずれにしても、私自身が彼と直接通信を取り合うことは難しいのだろうと思います。本当は自動書記のようなことが出来たらいいのですが、こればかりは仕方ありません。
彼は「たくさん傷付けてしまって本当にごめんね」と言っていたそうですが、それはおそらく低級霊と接触してしまったことを指して言っているのだろうと思います。
ダウジングも自動書記も出来ないのなら、やはりプロのミディアムのシッティングを受けるしかないのかもしれません。でもシッティングの様子は公開不可のため、彼が伝えてきたことをそのまま記事にすることはとても難しいのです。
ただ、今回彼は最後に、「夕貴さんにインスピレーションを送って共同ワークをしていきたい」という意味のことを伝えて来てくれました。
芸術家や発明家が霊界からのインスピレーションをキャッチし作品を作り出すように、私もこうしたインスピレーションをキャッチしながら文章を書いています。これは元々からの傾向で、若い頃に物書きを目指していた時期などは、寝入り端に言葉が降ってくるので枕元にメモ帳を置いて寝ていたなどということもありました。
多分、これが私のミディアムシップなのだろうと思います。
これまで受けたセッションの中では、私が過去に受け取ってきたインスピレーションの答え合わせをするような作業が続いていました。
普通のシッティングは懐かしい故人からのメッセージを伝えてくるものだと思いますが、私の場合は自分が受け取ったインスピレーションを文章にまとめ、その後で彼からの答え合わせのパーツが少しずつ与えられていくという形を辿っているように思います。
私自身は常に受け身で可能な限りエゴを排除しながら、霊界の意図をきちんと文章に書き起こせたらいいなと願っています。
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