彼との通信とばかり思っていたものが、実は低級霊にからかわれていただけだったのかもしれない……そんな懸念が拭えないことが悲しいのですが、それでも私には「通信の相手が彼だと思ってしまう理由」がたくさんあったのです。
【この記事は前回からの続きです】
➡ 霊界で指導霊から聞いたという、私たちの仕事:chap3
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➡ 彼が霊界通信で伝えてきた「桜」の時期が到来し、私たちのコンタクトが幕を開けた:chap1
2023年3月23日の霊界通信記録
この日は私の友人も交えてのダウジング実験でした。実験に呼んだのは彼と私の唯一共通の友達で、その友達を呼ぶことは事前に瑛人くんのスピリットにも了承を得ていました。
というのも、元々証拠主義の私は何事も根拠なく頭から信じ込むということはないのです。
今回の件ももちろん彼との通信が行われていると信じてはいましたが、それが私の妄想なのか、そうでないのかを確認したいという思いもあり、客観的な立場の友人を呼んでダウジングをしてみたいと思ったのです。
「瑛人くん、この場に来てくれたらサインをください」
――YES
「お名前をお願いします」
えいと
「今たこちゃん(孝子さん・仮名)がここにいます。たこちゃんに何か挨拶とかメッセージがあったらお願いします」
――三井さんよろしく
「今、瑛人くんは私たちのどの位置にいますか」
――上
「3人で関わった時の思い出が何かあったら教えてください(たこちゃん)」
――夕貴さん優しくしてくれてありがとう
「最近霊界で忙しいですか?(たこちゃん)」
――夕貴さんを守護して忙しいよ
「瑛人くんが今いる霊界の場所の様子を教えてください」
――わやわやしているよ
「瑛人くんは今、私のスピリットガイドをしてくれているんですか」
――夕貴さんよりもっと上のところにいるよ 指導霊もやっているよ
「私より(霊格が)高いところにいて、私の指導霊をしてくれてるってことで合ってますか?」
――そうだよ もう少しでミディアムシップもできるようになるよ 夕貴さん頑張って
「エネルギーヒーリングをしてるんだけど、エネルギーは時空を超えるって言われているけどそれは本当なのか、エネルギーは霊界にも届いていますか?何かアドバイスやヒントをください(たこちゃん)」
――ヒント もりもりやってね 夕貴さんも同じことをしているよ
(孝子さんは整体師でエネルギーヒーリング、私は占い師でスピリチュアルヒーリングという違いはありますが、見えないエネルギーを扱うという点では同じです。私たちがこうしたヒーリングをやっていることは、生前の彼は知らないはずでした)
「私とたこちゃんにフリーメッセージあったらお願いします」
――三井さん 夕貴さんをよろしくお願いします
「瑛人くんありがとう」
――夕貴さん優しくしてくれてありがとう
この時、私はニックネームの「たこちゃん」以外の呼び方は一切していませんでした。
それでもペンデュラムはちゃんと、孝子さんの名字である「みついさん」を示していたのです。
彼は生前、孝子さんのことをたこちゃんとは呼ばず、三井さんと呼んでいました。
そして私たちがヒーリングを始めたのは彼が亡くなった後のことです。
なので私たち二人はすっかり、この相手があちらに行って視野の広がった彼(瑛人くん)だと思ってしまったのです。
ただ、後から考えてみれば、この時の孝子さんの質問に対する答えは結構あやふやな内容だったように思います。
これは私のオーラの中に入り込んでいた低級霊が、私の思考や潜在意識を読み取って答えることは出来ても、孝子さんの思考や潜在意識までは分からなかったためだったのかもしれません。
2023年3月24日の霊界通信記録
「来てくれていたらサインください」
――YES
「今日たくさんの質問あるけど答えてくれますか?たくさん質問してもいい?」
――夕貴さんの質問に答えるよ
「私たちは地上でこういう形で出会うことが決まっていたんだよね?」
――そうだよ 愛を与えあうことになっていたよ
「瑛人くんはなぜ亡くならなければならなかったの?」
――夕貴さん弱いからミディアムになりたくなかったのを予防するためだよ
「ちょっと理解が追い付かないから違う形で教えて。なぜそれを予防するために亡くなる必要があったの」
――愛を感じることでミディアムやる気になるからだよ
「それは辛い方がより真剣さが出るからということ?」
――そうだよ
「何かのカルマ解消ではなく、魂の向上の試練的なことなの?」
――そうだよ 愛を感じることで夕貴さんの魂が優しくなるからだよ
「私の指導霊になったのはいつ頃?それはいつまで続くの」
――夕貴さんが弱くなくなった頃から 夕貴さんより弱い人が現れるまで
「じゃあ瑛人くんはいつか私の指導霊から外れてしまうの」
――まだずっと先だよ もっともっとやることがあるからね
「私の過去・現在・未来 どの程度まで見たり知ったりすることが出来るの」
――夕貴さんのことはすべて知っているよ
ミディアムになるために生まれてきた夕貴さんの良い指導霊になるのが俺の役目だよ
たとえ低級霊が彼になりすまして指導霊のように振る舞っていたのだとしても、これらは私にとっては「生きていた頃の彼とのやり取り」そのもので、だから騙されたと怒る気にも到底なれず、むしろほんの一時でも優しい時間を持てたことに感謝の気持ちすら覚えるのです。
(もっとも、生前は質問していたのは彼の方で私はそれにひたすら答える側でしたが、このやり取りのスタイルは私たちにとってとても馴染みのあるものでした)
もしこれが単なる低級霊の悪戯だとしたら、相手は相当知略に長けているか、もしくは元々かなりスピリチュアル的な知識のあるスピリットだったのではないか?とすら思えてきます。
マインドコントロール?意識の中に何かが入り込む感覚
「今こうして毎日コンタクトしてもいいことになったのは、何か必要があってのことなの?」
――教育のひとつだよ 夕貴さんの気付きを促すためだよ 夕貴さんよりフヌケだけどね
「それはジョーク?」
――YES
「瑛人くんから私はどんな風に見えてる、または感じられているの?」
――夕貴さんの姿は見えているよ ちょっともやもやしてるよ
夕貴さんがもっと強くなればもっとよく見えるようになるよ
「私の指導霊は瑛人くんの他にもいるの?」
――たくさんいるよ 夕貴さんの指導霊のチームに俺はいるよ
愛で繋がってるから最前線になって守ってるよ
「瑛人くんが今世生まれてきた目的や意味は?」
――夕貴さんの指導霊になることが目的だったよ 夕貴さんに出会うことがミッションだったよ
「それは誰に決められたの?神様の世界のこと?」
――神の世界のことはわからないよ
この頃から、ペンデュラムが動くより先に、次に示される文字や単語が頭の中にスッと入って来るようになりました。
今思えばこれはとても危険な状態だったのかも……低級霊が私のオーラに入り込み、マインドコントロールをしようとしていたのかもしれません。
「この通信はいつまで続けていいの」
――この通信は夕貴さんが自分でミディアムシップが出来るようになるまで続くよ ミディアムシップのトレーニングだからね
「この通信がトレーニングならどうやってミディアムシップの開発になるの?」
――インスピレーションを高めることで閃きが受け取れるようになるよ
「先に答えが分かるのも閃きの一種?」
――先に答えがわかるのも…
(オウム返しじゃなくて違う言葉で返事をちょうだい)
――閃きのひとつだよ
(ふーん。思考が伝わるってことはスピリットコミュニケーションも同時に起きているのかな)
――スピリットコミュニケーションも同時に起きているよ
(私が念力で動かしているのかな)
――夕貴さんの念力じゃないよ 俺が動かしているよ
「どうやって動かしているの?仕組みが知りたい」
――仕組みは夕貴さんのエネルギーを使っているよ 振り子を動かしながら夕貴さんのミディアムシップのアンテナに働きかけることで会話ができるようにしているよ
何事も鵜呑みにせずメカニズムを知りたがる傾向の強い私は、ペンデュラムが動くより先に頭の中に答えが入ってくると、途中で別の思考を投げかけて答えがどう変化するかを観察したくなりました。
ペンデュラムが一つの文節を示し終わるより前に別のリクエストを(頭の中で)すると、スピリットが返してくる答えもそれに見合ったものに修正されました。
(このことから、相手が私の潜在意識を拾っているだけでなく、私の思考を読んで答えていることが分かります)
決定的な出来事が起きることへの「前日予告」
「瑛人くんの言うミディアムは個人セッションをするミディアムのこと?それとも他に何か別のことをするの」
――明日になればわかるよ
「これからも(プロのミディアムの)シッティング受けてもいい?もしいいならどれくらいの間隔で?」
――もう必要ないよ 夕貴さん自分でできるから
「瑛人くんが言った桜とキーワードってこの通信のことだったの」
――この通信のことだよ
「じゃあこれは予定されていたの」
――予定されていたよ
「良いミディアムの練習方法とおすすめの先生は?」
――もし出来るなら夕貴さんがイギリスに行くといいよ
「それは難しいな……孫も生まれるし」
――ジャパニーズウィークでいいよ
「最後にフリーメッセージをお願いします」
――夕貴さん優しくしてくれてありがとう
「それはウケ狙い?挨拶?儀式?」
――ウケ狙いだよ
ジャパニーズウィークというのは、イギリスのアーサーフィンドレーカレッジというところで行われる日本人向けのミディアムシップの学びの機会のことです。
私も以前に参加する予定だったのですが、ちょうどコロナ禍にぶつかり延期に次ぐ延期となり、結局その費用を自分の事務所を開設するために使ってしまったのでした。
そして、この日伝えられた「明日になればわかるよ」の言葉が、翌日の私にとてもショッキングな出来事として降りかかることになるのです。
――が、それはまた次回に書いてみたいと思います。
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